カテゴリー: 榛澤医師

  • 埋没法は3回まで!?

    埋没法は3回まで!?

    今回は、【埋没法は3回まで】と二重整形を考える方であれば、1度は耳にするフレーズについて解説してみたいと思います。

    1つの意見として参考にしていただけましたら幸いです。

    カウンセリングをしていると、

    「埋没法を2回受けているので、あと1回までしかできないでしょうか?」

    「3回目で取れたら切開しかないのでしょうか?」

    実際、3回までという決まりがあるのでしょうか?

    なぜそうなのか。そのためには、まず埋没法が取れたり、緩んでしまったりする理由を考えてみる必要があります。

    大きな一部の理由に、

    ・希望する幅で、折れ曲がりにくいような瞼の構造である

    ・希望する幅の負荷を持ち上げるための十分な目の開きが不足している(目の開きが弱い、食い込みが浅い)

    などがあります。

    ではこれらの理由は、埋没法を複数回することで、根本的にアプローチして解決することができるでしょうか?

    それは少し難しいところがあるかもしれません。

    埋没法は、外から糸をかける施術なので、内部の構造をしっかりとみて、内部構造を整えたり、目の開きを調整することが難しい側面があるからです。

    そういった理由が根本的に解決されない限りは、取れたり、緩んだりする可能性が残るため、

    何回埋没法を行なっても、2回取れてしまうものは、3回取れてしまう、3回取れてしまうものは4回取れてしまう、ということとなります。

    埋没法は施術時間が比較的短くて、良い施術ですが、

    1回1回、程度はあれど、瞼に負担がかかる施術ではあるので、

    何度も何度も数多く施術を重ねるというのは好ましい状況ではありません。

    なので、ある程度回数は限度を持っておこう、というのが、3回までと言われ始めた所以であるかと思います。

    埋没法の施術自体は、状況によっては、4回、5回とできてしまうのかもしれないが、同じ結果を繰り返す可能性が高い場合は、

    限度を設けた方が良いという趣旨です。

    少し長くなりましたが、参考にしていただけますと幸いです。

  • 鼻整形で大切なのは「高さ」だけではありません

    鼻整形というと、

    「鼻を高くする手術」

    をイメージする方が多いかもしれません。

    しかし実際には、

    高さ以上に重要なポイントがあります。

    それが

    鼻先の形です。

    【症例】

    鼻中隔延長(肋軟骨)/鼻尖形成

    術後6ヶ月

    この症例の悩み

    術前は

    • 鼻先に丸みがある
    • 鼻柱が見えにくい
    • 鼻の存在感が大きい

    という状態でした。

    決して低い鼻ではありません。

    しかし鼻先の輪郭が曖昧であることと、鼻柱の引っ込みがあるために

    顔全体が少し重たい印象になっています。

    なぜ鼻先が重要なのか

    人は意外と

    鼻の高さよりも

    鼻先の形

    を見ています。

    同じ高さの鼻でも

    鼻先が整うと

    • 洗練される
    • 大人っぽくなる
    • 横顔が綺麗になる
    • メイク映えする

    という変化が起きます。

    整形感のない、自然な変化となります。

    この症例で行ったこと

    鼻中隔延長(肋軟骨)

    を行いました。

    鼻中隔延長を行うに当たって、使用する軟骨の選択が大切になってきます。

    日本人を含めたアジア人の場合、鼻は

    皮膚が厚く、土台(鼻中隔軟骨)がしっかりとしていない場合が多いので、

    土台のしっかりとした補強が必要です。

    自家組織の代表的な候補として、

    耳介軟骨・鼻中隔軟骨(自分の土台)・肋軟骨

    が挙げられますが、最も強度を有するのは、肋軟骨です。

    これらを柱となるように、自分の土台に立てて、補強を行います。

    自分が元から持つ土台の強さと、希望する変化の度合いに応じて、しっかり強度設計を行わなければなりません。

    目的は

    土台の補強を行なった上で、その柱をもとに

    鼻先の位置と向きを整えること

    です。

    もちろん、高さも希望に応じて変化させます。

    術後の変化

    術後6ヶ月。

    鼻筋が大きく変わったわけではありません。

    しかし、

    鼻先の輪郭がはっきりしたことで

    顔全体が洗練され、

    自然なのに垢抜けた印象になっています。

    まとめ

    この症例は

    「鼻を高くした症例」ではなく、
    「鼻先を整えることで顔全体を垢抜けさせた症例」

    です。

    私は鼻整形を行う際、

    単純に高くすることを目的にはしていません。

    顔全体とのバランスを見ながら、

    その方に必要な変化だけを加えることを意識しています。

    過度に高い鼻ではなく、

    自然に馴染みながら印象をアップデートする。

    それが理想だと考えています。

  • 重たい印象から抜け感のある目元へ

    今回はこちらの症例について解説させていただきます。

    [既往]

    埋没法を2回、いずれも、半年〜1年もしないくらいで取れてしまった。

    [希望]

    目頭からラインが見えるインアウト寄りで、平行すぎない自然な二重が希望。

    [術前の解説]

    埋没法がほとんど取れており、線はあるが、食い込みが弱い状態です。

    そのため、一重のような状態になっており、眉毛〜まつ毛までの皮膚の量が多く、瞳に被さろうとするので、

    眉毛を上げて、皮膚を上の引っ張りあげている状態です。

    [方針]

    術前の状態で、黒目の開き自体は良いので、このようなケースでは、自然な幅で二重を作成すると、

    パッチリとした印象を得ることができるのですが、

    過去埋没法で2回、比較的早めに取れてしまったことを考慮すると、埋没法でうまく行かない原因がありそうです。

    切開法ですと、埋没法と比較して、

    ・内部構造の処理ができる(筋肉の厚み、ボリュームを減らしたり、脂肪の量を減らしたりなど)

    ・目の開きの補強ができる

    の2点がしっかりとできるのが、大きな強みであると思います。

    そういった点で、切開法で、埋没法でうまくいかない原因をカバーしてあげつつ

    二重を作成すると、うまくいきそうです。

    [手術]

    細かな解説は、ここで詳細に書いて伝えるのは難しい点もありますので、簡潔に結論だけ書きますが、

    気になる方は、カウンセリングの際は、理解していただけるまで、詳細に説明します。

    中を見てみると、まつ毛側に、二重が折り込むにあたっては少し多いボリュームがありましたので、

    ボリュームを減量し、二重の食い込みがしっかり担保されるまでの開きの補強を行って、二重を作成しました。

    術前、黒目の開きは良いと先ほど書きました。「なぜ開きの補強を行うのか?」といった疑問も生じるかと思います。

    実はここは埋没法でうまくいかない原因に関わる大事な部分なのですが、先に述べたようにここでは結論だけ書いておきます。

    [術後]

    二重ラインとしては、希望に合ったように目頭側までラインが見えるデザインとなりました。

    二重のデザインも大事ですが、

    タイトルに書いたように、『重たい印象→抜け感のある印象』と言うことで、

    二重ができたことで、

    眉毛〜まつ毛までの間にすっきりとした印象が生まれ(皮膚量は大きく減らしていないので、

    絶対的な量は変わっていないのですが、二重ができ、折り込みができたことで、相対的に皮膚量が減った)、

    眉毛の上がりも抑えられていることが比較的大きな印象の変化を与えていると思われます。

    [まとめ]

    ・元々、一重でなんか重たい印象がある

    ・眉毛が上がっている

    ・埋没法をするも、すぐ取れてしまう

    など

    今回の症例のようなケースは比較的多くあります。

    一重だとどうしても、眉毛〜まつ毛の間の皮膚量が多く見えてしまって(実際に多いこともありますが)

    重たい印象となりがちです。

    黒目の開きが比較的良いケースでは、二重を作成すると、ぱっちりした印象を得ることができるので、

    お悩みの方はぜひ相談に来てみてください。

    切開法だけが適応ではなく、埋没法で良い適応となるケースも多いです。

  • 眼瞼下垂と目の上の窪み

    目元についてのカウンセリングを行なっていると、

    目の上の窪みについてご相談を受けることも多くあります。

    今回は目の上の窪みについて、症例を参考に記載します。

    参考程度に読んでいただけますと幸いです。

    【症例】全切開二重/眼瞼下垂

    [術前]

    二重埋没法の既往が3回ありました。

    程度は強くありませんが、少し開きの弱さがあります。

    そして、目の上に窪みがあります(写真矢印↓)。

    [希望]

    眠たそうに見える印象を改善したい。

    くっきりした二重のラインを作りたい。

    【考えられる窪みの原因】

    目の上に窪みがある状態は、Sunken eyes とも呼ばれます。

    Sunken は Sink(沈む、(位置が)低くなる)の活用形の1つです。

    目の上には、眼窩脂肪という脂肪が、眼窩隔膜という膜に包まれて存在しています。

    その膜(眼窩隔膜)は、まばたきを行なっている筋肉(上眼瞼挙筋)と繋がっています。

    目の開きが悪くなってくると、筋肉が、より頑張って、瞼を引っ張り上げようとします。すると、筋肉に連れられて、膜(眼窩隔膜)とその中身の脂肪(眼窩脂肪)も奥へと引き込まれてしまいます。

    すると、そこにボリュームとしてあった脂肪が、奥に移動して、いなくなってしまうので、窪みが生じます。

    もう1つ、根本的な原因として、そもそも、(加齢による変化などで)目の上の脂肪などのボリュームが少ない、減少してきた、ということも原因としてあります。

    【眼瞼下垂手術を行うことでの変化】

    眼瞼下垂手術を行うことにより、目の開きが改善します。

    そうすると、これまで、いつも以上に頑張っていた、筋肉の頑張りが減ることとなります。

    そして、筋肉と一緒に、奥に引き込まれていた脂肪も、ある程度、元いた位置に戻り、ボリュームが復活することとなります。これである程度は、窪みが改善します。

    脂肪は、目の中で、ある程度、流動的に動くので、また、奥に戻ってしまわないように、

    手術中に、筋肉と一緒に引き込まれていた脂肪を奥から連れてきて、元いた位置に、縫合することで、固定し直すこともあります(眼窩脂肪の再配置)。

    【窪みの改善度合い】

    眼瞼下垂手術と、眼窩脂肪の再配置を行うことにより、ある程度、窪みは改善する場合もあります。ですが、完全には改善しない場合もあります。

    それは、原因のところで述べた、そもそも、脂肪などのボリュームが絶対的に少ない、減少しているということがあるからです。

    比較的、窪みの程度が強い場合は、眼瞼下垂と、絶対的なボリュームの少なさの要素が混じっていることが多いと思われます。

    このような場合で、さらなる改善を期待する場合には、外から、ボリュームを補う必要があります。具体的には、ヒアルロン酸注入や、脂肪注入などです。

    少し長くなりましたが、参考になりますと幸いです。

    もし、類似したお悩みがございましたら、ぜひご相談にお越しくださいませ。

    ご来院をお待ちしております。

  • 二重整形で印象が変わる本当の理由

    二重整形を希望される方の多くが、

     「もう少し幅を広げたい」
     「ぱっちりした目になりたい」

    と相談に来られます。

    しかし実際には、

    目元の印象を決めているのは二重幅だけではありません。

    今回の症例をご紹介します。

    症例提示

    全切開二重術+眼瞼下垂手術

    術後2.5ヶ月

    この症例で注目してほしいポイント

    多くの方はまず二重ラインに目が行きます。

    もちろん二重ラインを綺麗に整えることも大事です。

    しかし、この症例で最も大きな変化は

    「目の開き」

    です。

    術前は上まぶたが黒目に少しかかり、眠そうな印象になっています。

    術後は黒目の見える範囲が増え、自然な明るさのある目元になりました。

    なぜ目の開きが重要なのか

    目元の印象は

    • 二重幅
    • 目の開き
    • 黒目の見え方
    • まつ毛の向き
    • 眉毛との距離

    など複数の要素で決まります。

    その中でも

    目の開きは印象への影響が非常に大きい要素です。

    同じ二重幅でも、

    目の開きが弱いと眠そうに見え、

    目の開きが改善すると明るく若々しい印象になります。

    実際によくある誤解

    「もっとぱっちりしたい」

        ↓

     二重幅を広げる

        ↓

    思ったほど印象が変わらない

    これは珍しくありません。

    原因は

    本当に必要だったのが二重幅の変更ではなく、目の開きの改善だった

    というケースがあるためです。

    まとめ

    二重幅は大切です。

    しかし、

    目元の印象を自然に改善したい場合は、二重幅以上に「目の開き」が重要なことがあります。

    この症例も、

    単純に幅を広げたというより

    目の開きを改善したことで、

    自然に印象がアップデートされた症例です。

    幅を広げるのが良いのか、

    開きを上げるのが良いのか、何が適しているのかは、

    それぞれの方で違うため、適した判断を行い、方針決定していかなければなりません。

    カウンセリングでは、

    単純に幅を広げることよりも

    「その方の印象を決めている要因は何か」

    といった視点を持って、ご提案させていただきます。

    もちろん、幅を広げたいというご希望や、その他、様々な希望もあるかと思われますので、

    その希望を汲んだ上で、どういったデザインにしていくのが良いのかを提案させていただきます。